【繭の精錬】
○繭を切って蛹をとりだし内部をきれいにするためには、機械装置は必要としないが多くの手間と時間がかかります。
○繭を精錬する場合、精練剤が繭層の中まで浸透しにくいので、最低でも2回精錬する必要があります。
【生糸の精練】
○生糸は、選繭、煮繭、繰糸の工程を経て製造されるので、ゴミや汚れがほとんどなく、とてもきれいな素材です。
○生糸は抱合(繭糸同士がしっかり固着している)がよいので、1回の精錬ではセリシンを除去仕切れない場合があります。
【シルクトウの精錬】
○シルクトウ(繭糸の束)は、絹紡糸の素材、シルク綿の素材として開発されました。
○シルクトウは、選繭、煮繭、繰糸の工程を経て製造されるので、ゴミや汚れはなく、とてもきれいな素材です。
○シルクトウは繭糸が束状になっているので、精練剤が浸透しやすく、1回の精錬で完全にセリシンを除去することができます。
碓氷製糸でも、注文に応じてシルクトウを製造しています。
シルクトウ繰糸機 繰解槽には約1500粒の煮繭が入っており、これを一度に挽きあげます 上の写真の巻取り機の枠周は1.5mです |
精錬前のシルクトウ |
精錬後のシルクトウです 繭糸が完全に分繊しています |
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