安中市の井上豊さんの上蔟作業を取材しました。 飼育数量は24万頭、蚕品種は群馬県蚕糸技術センターが育成した細繊度蚕品種の「ぐんま細」です。
5月30日の朝に5令の桑付けだったので、5令の経過日数はまる8日で上蔟となりました。
農家により上蔟作業方法は異なりますが、井上さんの方法は次のとおりです。
1 上蔟の半日前(昨日の夕桑前)に網をかけ給桑します。
2 7日の朝早く桑をくれ、蚕には十分食べさせてから上蔟作業を始めます。
3 網の上に蚕をはたきます。
4 はたいた蚕を集め、2階の上蔟室へ運びます。
5 蚕座紙の上に拡げ網をかけます。(桑葉やゴミと蚕を分けるため)
6 網の上に上がった蚕を集め、回転蔟に振り込みます。
一枚のボール蔟への振り込み頭数は約120頭です。
7 約半日経過したら、回転蔟を吊り下げます。
井上さんの上蔟には、自動条払い機を使っていません。蚕がケガをするのがかわいそうで、使わないそうです。
蚕の飼育上の留意点ですが、4令は健康に育つよう防疫管理、温湿度管理に留意し、5令は大きな繭を作るよう十分に桑を与え、上蔟後は解じょ(繭糸のほぐれ具合)のよい繭を作るよう温湿度管理を徹底することが大切です。
ところで、井上さんのおじいさん(井上久良雄さん)がすごい人なんです。 昭和57年には年7回蚕を飼育し、7002kgの繭を生産。農林水産祭で天皇杯を受賞した方です。 今も養蚕時期には桑くれを手伝っています。
蚕の飼育上の留意点ですが、4令は健康に育つよう防疫管理、温湿度管理に留意し、5令は大きな繭を作るよう十分に桑を与え、上蔟後は解じょ(繭糸のほぐれ具合)のよい繭を作るよう温湿度管理を徹底することが大切です。
ところで、井上さんのおじいさん(井上久良雄さん)がすごい人なんです。 昭和57年には年7回蚕を飼育し、7002kgの繭を生産。農林水産祭で天皇杯を受賞した方です。 今も養蚕時期には桑くれを手伝っています。
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