これまで、①遺伝子組換えカイコの作り方 ②遺伝子組換えカイコで何ができるのか ③遺伝子組換えカイコとカルタヘナ法について 掲載してきました。 では、産業利用のために遺伝子組換えカイコを飼育する場合、飼育形態や飼育場所、カルタヘナ法の区分はどうなるのか、まとめてみました。
群馬県では、稚蚕共同飼育所の施設を利用して、カルタヘナ法二種使用、全令人工飼料育で、ヒトコラーゲンなどの有用物質生産が行われています。 また、高機能シルク(高染色性シルク、緑色蛍光シルクなど)生産については、養蚕農家で、カルタヘナ法一種使用、壮蚕は桑育で飼育が行われています。 なお、産業利用の遺伝子組換えカイコの飼育はすべて契約生産となっています。 これ以外にも、企業においては医薬品の原料となる抗体はじめとする有用物質生産の研究・開発が行われていると推察します。
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